皆さんこんにちは。
今日は、4年間続けた筋トレをやめて感じたことを、日記とハウツーの形でまとめてみたいと思います。
筋トレは私にとって単なる趣味ではなく、生活の一部になっていました。
でも、今年の1月にふと「このままではダメだ」と感じ、思い切ってジム通いをやめました。
いまは不思議とスッキリしています。
続けることが正義だと思っていた私にとって、それは小さな決断でしたが、結果的に自分を見つめ直すきっかけになりました。
■筋トレを始めたきっかけ:悔しさが原動力だった
私が筋トレを始めたのは4年前。
会社に契約社員として来ていた女性・Fさんがボルダリングをしており、「懸垂10回できる」と話していたのがきっかけでした。
そのときの私は、懸垂が数回しかできず、正直ショックでした。
「絶対にFさんより懸垂ができるようになってやる」
そんな小さな悔しさが、筋トレを始める原動力になったのです。
■最初の1年間:家トレで基礎を作る
最初からジムに行くか迷いましたが、「続かないかもしれない」と思い、まずは自宅でのトレーニングから始めました。
購入したのは、懸垂マシン・可変式ダンベル・トレーニングベンチの3つ。
トレーニングは週3回(月・水・金)で、以下のメニューを10回×3セットずつ行っていました。
懸垂
ダンベルプレス
ショルダープレス
ワンハンドローイング
サイドレイズ
スクワット
最初はフォームも分からず、筋肉痛で動けない日もありましたが、1年続けるうちに懸垂は30回できるようになりました。
家トレだけで、当初の目標だった「懸垂10回を超える」を大きく上回る結果を出せたのです。
■ジムに通った3年間:ベンチプレス100kgへの挑戦
自宅トレーニングで手応えを感じた私は、次のステップとしてジムに入会しました。
新たな目標は「ベンチプレス100kgを挙げる」こと。
最初の1年はマシントレーニング中心、2年目以降はフリーウェイトに切り替えました。
成果の記録を振り返ると、以下の通りです。
2022年1月:チェストプレス 30kg×10回
2023年1月:ベンチプレス 70kg×10回
2024年1月:ベンチプレス 80kg×10回
2024年12月:ベンチプレス 100kg×1回
3年かけてようやく目標を達成。
100kgのバーを持ち上げた瞬間、体だけでなく心も震えました。
「努力は裏切らない」という言葉を、この時ほど実感したことはありませんでした。
■筋トレをやめた理由:努力が義務になった瞬間
しかし、ベンチプレス100kgを達成した頃から、少しずつ違和感が生まれました。
「今日ジムに行けなかった…」
そんな日があると、強い罪悪感に襲われるようになったのです。
最初は「自分を律する良い習慣だ」と思っていました。
でも、だんだんと「行かないと自分を責める」「休むことが怖い」と感じるようになり、楽しさよりも義務感が勝っていました。
努力が“喜び”ではなく“ノルマ”になった瞬間、筋トレは私にとって苦しいものに変わってしまいました。
その時、「これは違うな」と思い、今年の1月に一旦やめる決断をしました。
■10か月後の今:体は凄く小さくなったけど、心は軽い
筋トレをやめてから10か月。
体は以前よりびっくりするくらい細くなりましたが、今はまったく後悔していません。
「今日行けなかった」と落ち込むこともなくなり、
「やりたいことを自分のペースでできる」ことの自由さを実感しています。
筋トレを辞めることで、初めて「筋トレに支配されていた自分」に気づきました。
今では散歩や軽いストレッチを楽しみながら、体を動かすことそのものを味わっています。
■筋トレを「続ける人」と「やめる人」へ伝えたい3つのこと
筋トレを4年間続け、そしてやめた経験から、今だからこそ伝えたいことがあります。
① やめてもいい。戻りたくなったら、また始めればいい。
努力は継続しなくても消えません。体は一度作れば、再開すればすぐ戻ります。
② 「義務感」より「楽しさ」を優先すること。
罪悪感を抱えながら続けても、それは本当の意味での健康ではありません。
③ 体だけでなく、心の健康も同じくらい大切にする。
筋トレはメンタルにも影響します。
「今日はやりたくないな」と思った日は、心が休みを求めているサインです。
■まとめ:やめることも“前進”のひとつ
筋トレをやめたからといって、努力が無駄になるわけではありません。
むしろ、頑張り続けたからこそ、やめる勇気を持てたのだと思います。
大切なのは「どれだけやったか」ではなく、「自分を大切にできているか」。
筋トレも、人生も、自分のペースでいい。
私はまたいつか、「やりたい」と思ったときに再開するつもりです。
その時は、今度こそ“楽しむための筋トレ”にしたい。
以下は続けることや、やめることを書いた記事です