皆さんこんにちは。
ようやく過ごしやすい日が増えてきましたね。
ふと気づけば、今年ももう4分の3が終わろうとしています。
本当に、この歳になると一年があっという間に感じます。
若いころは「時間なんて無限にある」と思っていましたが、今ではそれがいかに幻想だったかを痛感します。
時間は有限。誰にとっても、残された時間は日々減っていく。
頭では分かっていても、日常に流されてつい忘れてしまうことがありますよね。
■ 年をとるほど一年が短く感じるのは「ジャネーの法則」
「どうして歳をとると一年が短く感じるんだろう?」
そんな疑問を持って調べていたところ、「ジャネーの法則」という考え方に出会いました。
▷ ジャネーの法則とは
フランスの哲学者ポール・ジャネが提唱した法則で、
**「人生のある時期に感じる時間の長さは、年齢に反比例する」**というものです。
つまり、年齢を重ねるほど1年の体感がどんどん短くなる。
その理由は、人生全体における“1年の比率”が小さくなるためです。
たとえば、
10歳の子どもにとっての1年は「人生の10分の1」
50歳の大人にとっての1年は「人生の50分の1」
この差は大きいですよね。
つまり、50歳の人の1年は、10歳の子にとっての約5年分に相当するということです。
同じ1年でも、感じ方がまるで違うのです。
私は今年50歳ですが、この法則に当てはめると、私が感じる「1年」は、10歳の子の感覚ではたったの73日。
そう考えると、焦りを感じずにはいられません。
■ ジャネーの法則を打ち破る方法
「それじゃあ、年を取ると時間がどんどん短く感じるだけなの?」
そう思ってさらに調べてみると、ちゃんと“抗う方法”がありました。
その方法とは──
「常に新しいことに挑戦し、新しい経験を増やすこと」。
新しい体験をすると、脳がフル回転して新しい情報を処理します。
その結果、時間の流れが「長く」感じられるようになるのです。
逆に、同じことの繰り返しばかりだと、脳は慣れてしまい、1日1日が“圧縮されたように”短く感じてしまいます。
これは、仕事や生活がマンネリ化してくる中年期以降に特に当てはまる話です。
■ 人生を長く感じるための“3つの行動”
せっかくなら、残りの時間を「濃く」「楽しく」過ごしたいですよね。
そこで、私が意識している“時間を長く感じるための行動”を3つご紹介します。
① 小さくても新しいことに挑戦する
何も大げさなことを始める必要はありません。
新しいカフェに行く、知らない道を歩く、読んだことのない作家の本を手に取る──
それだけでも十分です。
私の場合は、メダカの育成を始めたことがきっかけでした。
小さな命の成長を見守る時間が、まるでゆっくりと流れているように感じられます。
② 体を動かす
ウォーキングやジョギング、自転車通勤など、身体を使う習慣を持つと日常のリズムが変わります。
同じ景色でも季節によって匂いや風の温度が違う。
そうした感覚の積み重ねが、日々を“新しい体験”として刻んでくれます。
③ 学びを続ける
語学の勉強、楽器、資格の勉強──何でも構いません。
新しい知識を得ることは、脳の老化防止にもつながりますし、人生の視野を広げてくれます。
私も最近は英語の勉強を少しずつ再開しました。
覚えるのは大変ですが、「昨日より少しできた」という実感があるだけで、時間がゆっくり流れるように感じます。
■ 50代こそ、時間に追われず「時間を追い越す」生き方を
ジャネーの法則を意識してから、私は時間を「奪われるもの」ではなく、「創り出すもの」と考えるようになりました。
年齢を重ねた今だからこそ、時間を大切にできる。
だから、時間に追われるのではなく、時間を追い越す生き方をしたい。
そのためには、「やりたいこと」を先延ばしにしないことです。
やりたいことがあるなら、今日始めましょう。
「そのうち」「もう少し余裕ができたら」と思っているうちに、1年がまた過ぎてしまいます。
やりたいことが見つからない人は、まず「興味が少しでも湧くこと」に手を出してみる。
メダカを飼うでも、ギターを弾くでも、スマホで写真を撮るでも構いません。
新しい刺激こそが、時間を豊かに伸ばしてくれる“魔法”なのです。
■ まとめ:新しい挑戦が、時間を取り戻す
ジャネーの法則を知ると、時間の早さに焦りを感じるかもしれません。
でも裏を返せば、新しい挑戦を続ける限り、時間は再びゆっくりと流れるということです。
人生は有限ですが、感じ方次第で“濃さ”は無限です。
年を重ねた今だからこそ、
新しいことに挑戦し、知らない世界を体験し、人生をもう一度ゆっくり味わっていきましょう。
以下楽しみについて書いたブログです