50代のゆるい日常と時々風

50代になり人生での気づきや、生き方について綴っています

【ミッドライフ・クライシス?】40代・50代に訪れる「理由のない落ち込み」との付き合い方に50歳で気付いた

皆さんこんにちは、お元気ですか?

 

最近、何となく気持ちが沈んでいます。

特に大きな問題があるわけでもないのに、ふとした瞬間に心が重くなります。

そんな日が、私は年に数回やってきます。


普段はのんきで、あまり深く考え込む性格ではないのですが、年に2〜3回ほどどうしようもなく気分が落ち込む時期があるんです。

1週間ほど続き、少しずつ元に戻っていくのですが、その間は何をしても心が晴れません。

何とも言えない虚無感に包まれる――そんな感覚です。


若い頃にはこんなことはありませんでした。

しかし、40代を過ぎたあたりから、ふと「これが歳を重ねるということなのか」と思うようになりました。

調べてみると、それにぴったりの言葉がありました。

ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」です。

 

 

■ミッドライフ・クライシスとは?


ミッドライフ・クライシスとは、40〜50代の人生の中盤で起こる心理的な危機のこと。

これまでの生き方を振り返り、

「自分はこのままでいいのか?」

「やり残したことがあるんじゃないか?」

「昔よりも輝けていない気がする」

といった不安や葛藤が生まれます。


心理学では「第二の思春期」と呼ばれることもあり、

人生の折り返し地点で自分の存在意義や生き方を問い直す時期ともいえます。


代表的な症状には、次のようなものがあります。

• 自己評価の低下や将来への不安

• 過去の選択への後悔

• 人生に停滞感や喪失感を感じる

• 突然、新しい趣味や仕事に挑戦したくなる衝動

• 更年期による身体的不調や気分の落ち込み

 


■私の場合は当てはまるのか?


自分自身を照らし合わせてみると、すべてが当てはまるわけではありません。


自己評価は普通。

将来に対する不安も、生活に支障をきたすほどではありません。

過去の人間関係や転職での後悔はありましたが、今では納得しています。

若さを失った寂しさは少しありますが、それも受け入れています。


強いて言えば、「理由のない気分の落ち込み」が時折訪れるだけ。

おそらく典型的なミッドライフ・クライシスとは少し違うのだと思います。


それでも、心が沈む理由を知りたくなるのが人間というものです。

 


■理由のない落ち込みに「意味」を求めない


年に数回訪れるこの感覚。

「何か大きな問題があるのでは」と考えてしまう時期もありました。

けれど、今は少し考え方を変えています。


「また落ち込む時期が来たな」

そんなふうに、自分の気分の波を一つのリズムとして捉えるようにしています。


人間は常に同じテンションで生きられるわけではありません。

気分が下がる時期があるのは自然なことです。

無理に原因を探そうとせず、「今はそういう時期」と受け入れてしまう方が、結果的に回復も早いように感じます。

 


■他人の変化から見えてきたこと


ミッドライフ・クライシスについて調べていると、思い当たる人が何人か浮かびました。


たとえば、前の職場では50代で突然退職し、まったく別の仕事を始める人がいました。

突然趣味に高額なお金を使い始めた人もいました。

その時は理解できませんでしたが、今思えば「人生をもう一度作り直したい」という衝動だったのかもしれませんね。


人生の折り返しに差し掛かると、過去を振り返りたくなる。

それはごく自然な心理なんですね。

 


■落ち込んだ時にやっている3つのこと


私が落ち込んだ時に意識しているのは、次の3つのことです。

1. 原因を探さない

 気分の落ち込みには、はっきりとした理由がない場合もあります。

 無理に原因を突き止めようとすると、かえって思考が深みにハマります。

 「今は波が来ているだけ」と軽く受け流すのが一番です。

 

2. 生活のリズムを崩さない

 落ち込んでいる時こそ、いつも通りの生活を心がけます。

 朝起きて、仕事をして、食べて、寝る。

 小さなルーティンを守ることで、心のバランスが保たれます。

 

3. 一人で過ごす時間を大切にする

 誰かと無理に話すより、静かに自分を整える時間を取ります。

 私の場合はバイクに乗ったり、自然の中で過ごしたりすることが心を落ち着かせてくれます。

 


■「落ち込む自分」も受け入れて生きる


落ち込むことは、決して悪いことではありません。

むしろ、自分の心が「少し休ませて」とサインを出している証拠です。


若い頃は、落ち込む=弱いことだと思っていました。

でも今は、落ち込む時期があるからこそ、日常の穏やかさを感じられると思うようになりました。


人生のどこかで誰しも、虚無感や停滞感に襲われます。

それを否定するのではなく、「今の自分も大切な一部」として受け入れること。

それが、ミッドライフを乗り越える最大のコツなのかもしれません。

 


■まとめ:焦らず、自分のペースで

 

• 年に数回の落ち込みは誰にでもある

• ミッドライフ・クライシスと完全に一致しなくても、自分なりの「中年の波」は存在する

• 大切なのは「落ち込んでいる自分を客観的に見つめること」

• 原因を無理に探さず、生活のリズムを守ること


40代・50代は、人生の再構築期。

焦らず、自分のペースで歩けばいい。


今は「落ち込み」を責めるのではなく、

「心が休憩を求めているんだ」と受け止めるようにしています。

そのうちまた、少しずつ元気が戻ってきます。


そしてそのたびに、

「まだやれるな」「もう少し頑張ってみよう」

そう思える自分がいます。

 

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