皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?
今日は、少しだけ心の話をしたいと思います。
私は今、「人に期待しない」という生き方をしています。
こう言うと、「冷たい人なのかな」とか「心がすさんでいる」と思われるかもしれません。
でも、そうではありません。
むしろ、人に期待しないことで、人間関係がとても穏やかになり、毎日がずっと生きやすくなりました。
なぜ、そんな考え方に至ったのか。
そして、どうすれば“人に期待しない”という生き方を実践できるのか。
今回はその体験と気づきを書いてみようと思います。
■ かつての私は「期待」で人間関係を作っていた
昔の私は無意識のうちに、人に期待して生きていました。
「きっとこうしてくれるだろう」「あの人なら分かってくれるはず」――。
でも現実はそううまくいきません。
期待に応えてくれる人もいれば、そうでない人もいます。
すると、私は次第に“期待に応えてくれない人”と距離を置くようになりました。
逆に“応えてくれる人”とは仲良くしましたが、
たとえ親しい人でも、少しでも裏切られたように感じると、腹が立ってしまう。
「しっかりしてくれよ」「なぜ分かってくれないんだ」と、心の中で責めていました。
今振り返ると、本当に身勝手な話です。
自分の思い通りになる人とは付き合い、そうでない人は遠ざける――
そんな人間関係、長く続くはずがありません。
■ “裏切られた”と思ったあの日に気づいたこと
ある日、友人にこう言われました。
「お前、何回俺の期待を裏切るんだよ。しっかりしてくれよ。」
その瞬間、私は心の中で思ったんです。
「なんで俺が、お前の期待に応えなきゃいけないんだ?」と。
その言葉を思った瞬間、過去の自分の言動がフラッシュバックしました。
――あぁ、俺もずっと同じことをしてきたんだな、と。
人に勝手に期待して、勝手に裏切られた気になって、怒っていた。
離れていった人たちも、きっとあの時の自分と同じように感じていたのかもしれません。
その気づきが、私の人生のターニングポイントでした。
■ 「人に期待しない」とは、他人を尊重すること
そこから私は、人に期待しない生き方を意識するようになりました。
ただし、「人を信じない」とか「冷たくする」という意味ではありません。
人に期待しないとは、
相手を自分の思い通りにしようとしないこと。
つまり、コントロールを手放すことなんです。
期待しなければ、裏切られることもありません。
「こうしてくれたらいいな」と思っても、そうならなかった時にイライラしなくなる。
その分だけ、気持ちが穏やかでいられる。
相手も私も、お互いの価値観を尊重したまま、自然に付き合えるようになりました。
この考え方は、友人関係だけでなく、家族との関係にも効果があります。
たとえば子どもに対しても、
「もっとこうしてほしい」「こう生きてほしい」と期待してしまうことがあります。
でも、その裏には“子どもを自分の思い通りにしたい”という気持ちが隠れています。
それに気づいてから、私は子どもの行動を以前よりも受け入れられるようになりました。
■ 【ハウツー】人に期待しないための3つの考え方
ここで、私が実践している“人に期待しないための3つのコツ”を紹介します。
① 相手の行動を「選択」として受け止める
誰かが何かをしてくれなかった時、「自分を軽視された」と感じるのではなく、
「その人の選択なんだ」と考えるようにします。
そう思うだけで、心の波が驚くほど静まります。
② 自分の期待に気づいたら、そっと手放す
「こうしてくれたらいいのに」と思った時点で、自分の中に“期待”があります。
気づいたら深呼吸して、「それは自分の理想だな」と一歩引いてみる。
それだけで、人に対して優しくなれます。
③ 感謝を意識する
期待を手放す代わりに、「してくれたこと」に感謝するようにします。
小さなことでも「ありがとう」と伝えると、自分も相手も心が軽くなります。
■ 人に期待しないと、人生はもっと穏やかになる
人に期待しないようになってから、驚くほど心が静かになりました。
イライラしたり、誰かに腹を立てたりすることが減り、
「まあ、そういうこともあるよな」と自然に流せるようになりました。
人間関係のストレスが減り、自分らしく生きられるようになった。
これは大げさではなく、人生の質が変わるほどの変化でした。
■ まとめ:手放す勇気が、心の自由をくれる
「人に期待しない」という言葉には、冷たさよりも“優しさ”があります。
それは、相手を尊重し、自分を大切にするための生き方。
期待を手放すことで、関係はむしろ穏やかで、あたたかくなるんです。
もし今、人間関係に疲れている人がいるなら、
“期待しない”という選択を、少し試してみてほしい。
その一歩が、きっとあなたを自由にしてくれます。
以下人とのかかわり方について書いたブログ記事です